つぶらな瞳、ふわふわなしっぽ、かわいいしぐさの赤リスのカード

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赤リスは、いつもは木の上で、木の実などを食べて暮しています。

巣は、小枝や木の葉、コケで作られ、ひとつの巣に複数の赤リスが一緒に暮すことでも知られています。

赤リスは、イギリスの固有の動物として1940年頃まではイギリス全土で見られました。

しかし、100年前の森林破壊と北アメリカから来た灰色リス(Grey Squirrel)の大繁殖によって劇的に数が減ってしまいました。

その結果、今では赤リスの16万匹に対し灰色リスは250万匹となり、赤リスの数は今なお減る傾向にあります。

現在、イギリスで見ることができる場所は、スコットランドやウェールズ。

そして、イングランドでは、北イングランドの一部の保護された場所と一部の離島(ワイト島 Isle of Wight)のみです。

ナショナル・トラストやランカシャー・ワイルドライフ・トラストを含む120の団体が積極的な保護活動に取り組んでいます。

最近ではリバプール近くの「セフトン・コースト・ウッドランド the Sefton Coast Woodland」が、新たな保護区に指定されました。

「セフトン・コースト・ウッドランド」には、赤リスが住みかとして好む松の木が多くあり、近くに赤リスの別の保護区もあります。

保護区では、灰色リス特有の病気の感染や食べ物の取り合いから生じるリス同士の争いをなくすため、灰色リスが入るのを妨げる仕掛けを設置しています。

この地域のナショナル・トラストのマネージャーであるアンドリュー・ブロックバンクさんによると 

「この地域の人々は、赤リスがここに住んでいることを誇りにしている。そして赤リスが、今後もここで暮していくためには、灰色リスがここに入ってくるのを防ぐのが一番効果的な方法なのです」

「セフトン・コースト・ウッドランド」とそのまわりの保護区には、約1,000匹の赤リスが松の実などを主食にして暮らしています。

●赤りすレンジャーとして活動しているグレンさん(National Trust)のインタビューを紹介します。

グレンさんは、北イングランド、ウォーリントンに生息する赤りすの保護活動を担当しています。

林の中に作ったエサ台に木の実などを補充したり、個体数の変化を調べたりしています。

グレンさんらの活動のおかげで、ウォーリントンでは、希少動物の赤りすの数が増えてきています。

赤りすレンジャーになって良かったことは何ですか?

「ウォーリントンに来てくれた人が、赤りすや他の生きものを見て、感動してくれることです。
また、赤りすを初めて見たという人も時々います」

なぜ、灰色りすは問題なのですか?

「赤りすは、もともとイギリスにいました。灰色りすは、1870年代に人によって北アメリカから持ち込まれました。

灰色りすが持ち込まれた頃は、まだ、どのような問題を引き起こすか分かっていませんでした。

その後、灰色りすが持ち込まれたことで、赤りすは、イギリスの大部分で姿を消し、ほとんど見られなくなってしまったのです。

灰色りすは、同じ林に赤りすよりも多くの数がすみ、赤りすよりも先に食べ物を食べてしまいます。

また、木々にもダメージを与えています。

さらに、もっと大きな問題は、灰色りすが病気を持ち込んだことです。

その病気は、灰色りすには、かかりませんが、赤りすは、死んでしまうのです」

どこで赤りすを見ることができますか?

「今は、ウォーリントン全域で見ることができます。他にもノーザンバーランドのクラグサイド Cragside、湖水地方のアラン・バンク Allan Bank、フォルムベイ Formby などナショナルトラストの保護区で見られます。

南の方では、ドーセットのブラウンシー Brown sea island、そして、ワイト島で見られます」

グレンさんのインタビューは、ナショナル・トラストのマガジン2016年秋号より

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