
8月と9月のスケッチブック、暑くていつもと違う夏の後のひかえめな美しさ
それと、7月のことも少し。
7月にタイリー島へ旅行に行って以来のブログになります。
お家に帰ることというのは、心地よいですね。一週間の旅行であっても、お店に行っただけでも、そうですね。
わたしは、子どもたちがどんな生き方を選ぼうとまったく気にしません。
魅力を感じるものであろうと全然何ものでもなかろうと、子どもたちがホームシックになったときに帰る家があると思ってほしいと願っていて、そんなことが幸せなんだと思っています。
この夏は、子どもたちを待ち受けている未来について例年より考えさせられました。
酷暑、乾燥、山火事、世界のニュース、7歳の息子が、気候変動の将来への影響について心配していると言われて、申し訳ない気持ちになりました。
久しぶりにまとまった雨が降った日にタイリー島から帰ってきました。
わたしたちは、森の中へ走っていきました。
一週間、木のないタイリー島にいたので木が目新しいものに映りました。
7月の樹冠の葉っぱに響く雨の音は、豊かな音色に聞こえます。
木々は安心しているようでした。
木々がグッと伸びをして一番高いところの葉っぱが、手のひらのように広げて雨粒をキャッチすると、ひらりとひっくり返って、水滴が葉っぱから葉っぱへと下へ流れるように、はじけながら、はじけるたびに水滴は小さくなり、最後は、息子の頭や首筋にポツンと落ちて、「ひやっ」と声をあげるところを想像しました。
歩いていると、森はちっちゃな虹でいっぱいのようでした。
どうも人間は、ペトリコールの匂い、地面が湿った匂いに気持ちがよりたかぶります。
サメが海で血の匂いにたかぶるよりも。
冗談はさておいて、雨あがり森は、本当にいいですね。
突然、アマツバメが去り、学校の夏休みが終わりに近づいていました。
わたしは子どもたちから風邪をうつされ、子どもたちはわたしをちらりと見るだけで風邪をすっきりと追い払いましたが、わたしは毎晩咳が3週間続き、6週間昼寝する時間がほしいと願い、2か月たった今でも匂いがほとんど分かりません。
その結果、8月は少ししか絵を描けませんでした。
読書もできませんでした。
体調が万全ではありませんでした(私らしくない)


8月は2つのことが同時に起きました。
ビューティフルな新しい工房がガーデンにできました。(夢のよう)
夢中になって鳥の羽を描きました。
8月に描いた唯一の2ページはすべて鳥の羽です。
このことは、みんなが私に鳥の羽を送ってくれる素敵なきっかけになりました。
子どもたちが集めていたものやおんどりから抜け落ちたもの、浜辺で見つけたものまで。
新しい工房への心温まるお祝いにもなりました。
夫と一緒にSpell Songs(フォークバンド)のライブに行きました。アッシャーホールで行われた「In Thin Air」。
ウェールズのアーティストであるジャッキー・モリスがライブ中にステージの後ろの大きなスクリーンに絵を描ているのを見てとても興奮しました。
彼女は、ワタリガラスの羽に黒インクを付けてワタリガラスを描きました。
今や彼女はロックスターですね。




2027年ワイルドライフ・カレンダー発売前の週末に新しい工房へ移りました。
カレンダー発売は毎年のイベントです。発売の週は一年で一番忙しくなります。
I love it.
疲れます。
9月中は発送作業と新しい工房での仕事の調整であっという間だった感じです。
鳥の羽を描くこと、娘と日曜日の午後の散歩、そして私を現実的、謙虚に保ってくれる放課後のピクニックはラブリーなことでした。
そして、新しい工房で過ごす時間は一番ラブリーなものになり、カレンダー発売はとてもマジカルなものになりました。
ある日の9月半ば、工房の上空でイワツバメがくるくる飛びまわり、チィチィとさえずっています ー青空ー アカタテハが陽だまりで温まっています。
ニュースで今後10年でAIが人類を滅ぼす確率は10%あると言っていましたが、わたしには鉛筆やダンシングライト、羽、貝殻がありました。
わたしはアンタッチャブル、届かないところにいた。

ベッドの上の屋根裏に大きなスズメバチの巣があります。
最初、コウモリかと思っていました。
夜、ベッドに横になると騒がしく、ひっかくような音が聞こえてきました。
一晩中聞こえていました。
翌朝、別の2階の窓から12匹ほどのスズメバチが雨どいの小さな穴を出入りしているのを見ました。
8月半ばのことでした。
ここ数日の夜(10月初め)からブーンという音になりました。
まるでトラがいびきをかいているような音です。
とても不安になりますが、不思議なことにピースフルな音でもあるのです。
リズミカルで心落ち着くような。
調べてみると、この音は、共同による羽のビート、つまり、協調的な羽の音が空気を循環しているとのことです。
数百、数千もの小さな生き物たちが作り出すハミング。
共同のブーンという音を聞いた今、スズメバチを嫌うことに確信がもてません。


9月にゴールドフィンチを描いて締めくくりました。
とても魅力的に描けました。
クリスマスカードにも考えています、お楽しみに。
ハナより




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