


あざやかなオレンジのくちばしと赤い足が印象的なミヤコドリ
デニスさんが、ダンヴェガン城が立つ入江へバード・ウォッチングに出かけたとき、その情景に刺激を受け、デザインしました。
その城はスカイ島に700年前に建てられたそうです。
◆スカイ島の風を感じるティータオル
英国カントリーサイドの自然と動物たちをデザインするワイルドライフアート作家のデニスさん
スコットランドの自然がもつおだやかな静けさ、生き生きとした表情を見せる動物たち、深いブルーと白のコントラストで表現されたスカイ島の海。自然を眺める楽しさにあふれたデザインです。
キッチンや食卓にとけこむナチュラルで落ち着いた色合いがうれしいところ
吸水性もよく、食器を伏せて置くふきんとしても重宝します
◆ティータオルとは
ティータオルはイギリスの家庭で一般的に使われている食器ふきです。
ふきやすく、なおかつ水をしっかりふき取り、キュキュと仕上がります。
そして食器ふきとしてだけではなく、お料理と一緒にするとそれがテーブルコーディネートになる、そんなテーブル小物としてお使いになっても素敵です。
イギリスの食卓でもお皿の下にティータオルが畳んで敷いてあったり、折り曲げてランチョンマットとして使ったりしています。
お皿にティータオルを敷くだけで、ぐんとお料理が映え、テーブルが魅力的にみえるから不思議です。
◆デニスさんのこだわり
生地選びから、デザイン、印刷までデニスさん自身がすべて手作業で作っています。
生地は、肌ざわり良く、丈夫で吸水性に優れた無漂白コットン100%のものにこだわり、インクはエコフレンドリーのものを使っています。
デニスさんがシルクスクリーンの技法で一枚一枚印刷しています。
プレゼントとしても喜ばれています
※縦76cm×横50cmとゆったり使える大きさ
※洗濯機で洗えます

スコットランドのノースベリックにて
ミヤコドリはイギリスの海岸で見られます。
鮮やかなオレンジのくちばしで貝やカニをツンツン突いている様子、そして「キュピィ」という鳴き声にも愛嬌があります。
スコットランドのあちこちの海岸でその姿を見ました。
時には海岸近くの陸に上がり、芝生の草を突いていました。
Oyster Catcherという名前だけれどオイスターは食べていないとも、オレンジの長いくちばしで貝を割っている様子からイメージされたのだろうか。
海面を風を切るように飛んでいく姿を目で追っているとぬかるみに足がとられました。
羽の白い模様がなんともスピード感あふれていて、思わず見とれます。
潮の引いた静かな海に集まるミヤコドリたち

ムール貝採りのおじさん スコットランドのキンタイヤ半島 ダバー島にて
キャンベルタウンのインフォメーション・センターで潮の満ち引きのタイムテーブルをもらってダバー島に行きました。
満潮まで2時間あるのでゆっくり歩いても余裕があると思って歩き始めました。
ムール貝を採っているおじさんたちのすぐそばをミヤコドリたちがたくさん歩いています。
オレンジのくちばしが、グレーの干潟に遠くからでもはっきりと分かります。
おじさんたちの近くでツンツンと餌を探しているから近くに寄っても逃げないだろうと思って近づいてみました。
すると、小さくて気づかなかったハジロコチドリの群れが突然、足元から飛び立ちました。
それで、ミヤコドリもちょっと遅れて飛んでいきました。
久しぶりの干潟歩き、潮の香りを顔に受け、海藻のぬめりに滑ると元気が湧いてきます。
ダバー島に上陸するころ、ムール貝の漁を終えてひと休みしていたおじさんが遠くから声をかけてきました。
風に消されて何を言っているのか、全く分からなかったけど、手を振ってあいさつしました。
でも、ずっと何かをしゃべっています。
私は、もう一度、手を振りました。
そうしたら、おじさんの声がだんだん大きくなっているのに気づいて、ニット帽子を脱いでみました。
なまりでよく分かりません。
おじさんのところまで行くことにしました。
おじさんは、潮の満ち引きを毎日見ていて潮が引いているときに漁をしています。
だから、おじさんの仕事が終わったということは、潮が満ちてきているということでした。
しかも、おじさんが言うには、すごく早く満ちてくるらしい。
ダバー島に上陸して洞窟に描かれた壁画を見ようと思っていたので、そこまで往復で約1時間かかります。
潮が満ちると明日の朝まで島に取り残されることになります。



洞窟の壁画を見てためらう
ダバー島に上陸すると顔の黒い羊たちが草を食んでいました。
今までの海岸の砂利道から草道になり歩きやすくなりました。
気持ちがあせって、走ります。
途中から再び砂利道になり、サッカーボールより大きい石がごろごろして走りずらくなります。
足を滑らせないように走り続けることは運動不足の足腰を徐々に痛めつけているようでした。
ふらつき、足首がくにゃりとなりつつ、歩幅を小さくして走りました。
いくつも洞窟があります。
看板らしきものは見当たらなかったため、一つ一つ洞窟の中をのぞきながら走りました。
中にはゴミがたまっているところもあり、臭いはしなかったが、目を背けたい気持ちになります。
洞窟の壁画は、もう疲れて走れなくなったときに見つけることができました。
入り口に溜まった水に靴をぬらし、光の届きそうもない洞窟の中を覗き込み入って行きます。
天井から滴り落ちてくる水滴、霧雨のような飛沫、遠くから響くように聞こえる水の音。
さっきまで聞こえていた波の音は聞こえなくなり、冷たい岩のしっとりとした音が海を隔てるように響いていました。
暗くて足元が見えなくなりそう。
もう、奥へ進むのはやめようと、立ちとまりました。
そして、ふと、天井の方を見上げると壁画が鮮やかな色彩を持って浮かび上がっています。
落ち着かず、じっと見ることはできませんでした。
すぐに洞窟を飛び出ました。
熱くなった体を冷たい海風が、顔から首すじを冷やしてくれました。
虹を見ながらの帰り道
カントリーサイドの風景にふんわりと現れたレインボー
大きな石の転がっている砂利の海岸を2kmほど走った後だったので息を切らしつつ、眺めました。
冷たい風が吹く、マフラーとニットをしっかり着込み、汗ばんでいました。
ジャンパーを開け、首筋に冷気を感じて息を整えていると、あっという間に消えてしまいました。
冷たい横殴りの小雨が吹き付けてきたのでフードをかぶり、マフラーを締めなおします。
徐々に大きくなる雨粒に屈みこみようにして急いでエンジェルロードを渡っていると、後ろから二匹の犬がジープと一緒にこちらに向かって来ました。
その一匹の黒と白のまだらのボーダー・コリーが私のところに近寄って来たので、そっとなでると温かく、湿っていました。
ジープともう一匹の茶色の犬が、通り過ぎてもコリーはまだそばにいて尻尾を振って私の周りではしゃいでいます。
50mくらい先でジープが止まり、おじさんが後ろのドアを開けるとコリーが走り出し、ジープに飛び乗りました。
コリーを見送り、潮が満ちる前にエンジェルロードを渡り、ダバー島にひつじたちを残したまま、キンタイヤの街に戻りました。
そして、カフェ・ブルーベルで、大きなフィッシュアンドチップスをいただきました。




カフェ・ブルーベル
漁船が行き交う港町に来るとフィッシュ&チップスが食べたくなります。
地元で獲れたフレッシュな魚であることが多いし、付け合わせの野菜もたっぷり新鮮なのでうれしい。
港町だけあってテイクアウトのフィッシュ&チップス屋もあり、最初はそこでも良いかと思って行ってみました。
“FISH”の部分だけが赤々と光っている電光看板の小さなお店。
3人の屈強なおじさんが腕組みをしてお客を待ち構えていました。
ウッとたじろぎ、そのまま通り過ぎてしまいました。
路地裏の隠れた名店だったかもしれないと後ろ髪を引かれつつ、美味しそうな油の匂いに誘われてもう一度のお店の前を通ってみます。
やっぱり、冬なのにTシャツの漁師っぽいおじさんが立っています。
あと一歩が踏み込めず。
結局、カフェ・ブルーベルへ入った。
CAFEという名称が気になって、フィッシュ&チップスはないかもしれないと疑っていたから確実に食べられるところを探していたのでした。
だからメニューを見てホッと安心しました。
フィッシュ&チップスは大と小の2種類。
選んだ小サイズでも十分の満足の量でした。(上の写真)
ちなみに、大サイズは写真のお皿からはみ出る大きさのフィッシュがどっしりとのっていました。
ブロッコリーのキッシュ(下の写真)
“ほくほく”して美味しい。
キンタイヤー半島は昔、北欧からやって来たバイキングの影響を受けているせいだろうかティールームでは無くカフェだったり、パブではなくバーとなっていました。
メニューには、英国定番のフィッシュ&チップスやポット・ティーがあるので文化や人が入り混じっているだろうと思いました。
シュッ、シュッという語尾の独特の発音を何度も聞いてイングランドとは違うと思っていたけれど、なんとなく人の雰囲気も北欧のイメージがあるような感じも受けます。
スコットランドのカントリーサイドのカフェで美味しい紅茶とフィッシュ・アンド・チップスをいただくことができました。




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