14歳から陶芸を始め、大学卒業後ブリストルにて独立。現在は英国西部のレオミンスターにて活動しています。
英国西部のハーホードシャー・レオミンスターは、広大な牧草地に森や古城が点在する田園地帯です。そこで彼女は身近な動物たちを、器に描き続けています。
忙しさに身を置く現代人に、サラは自作の器を使うことで、ひと時くつろいだ時間を過ごしてほしいと願っているようです。
温かみを感じる器には、英国の陶器でよく用いられるホワイト・アースン・ウェアという土を使用。
サラは、毎日、土に触れ、形にし、そこに動物たちを描き込みます口にふれるカップは、カーブをつけて飲みやすくしてあるなど機能的な配慮も。ポットの注ぎよさも特筆すべきでしょう。
サラの器は親しみやすい普段使いの飾らない器。それでいながら、いつもより、ゆったりとした時間を感じさせてくれるでしょう。
“メッセージ” サラさんより
「みなさん、こんにちは。サラ・ビリンガムです。
私は、イングランドのハーホードシャー・レオミンスターで作陶活動をしています。ここは、どこまでも続く牧草地の丘と壮大な森林が広がるとても美しいところです。
15世紀に建てられた城やガーデンもあります。
陶器をお使いいただいているたくさんのみなさまから喜びや励ましの声に支えられて陶器を作っています。
ホワイト・アースンウェアーという土を使い、ろくろで形を作り、スポンジ、ブラッシング、研磨して仕上げます。一度火にかけた後、透明な釉をかけ、1,100℃の高温で焼き上げます。
カントリーサイドで見る動物たちが、インスピレーションとなっており、陶器に生命を吹き込む瞬間を一番大切にしています。
みなさまが動物たちにより喜びに満ち溢れますことを願っています」